- TOP>
- 調査研究一覧>
- 旧東北開発研究センター調査研究一覧>
- 東北のこころでとらえた東北の豊かさ(アンケート編)~はじめに~
当センターは、新発足以来、平成11年で満15周年を迎えるのを記念し、同年から2か年にわたり、自主研究として標記調査を実施した。
本編は、このうち東北の住民を対象に行った「東北の豊かさに関するアンケート調査」の結果について取り纏めたものである。
なお、当センターでは、平成5年に全国の6大都市(札幌市、東京都区部、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市)の住民を対象にした「東北のイメージに関するアンケート調査」を実施しており、今回のアンケートの集計過程では、前回の全国アンケートとの対比を試みている。
アンケートの実施内容
1. 目的
東北の住民が東北をどのように意識し、また、東北の現状や将来についてどのような認識をもっているかを調査する。
2. 実施機関
平成11年2月~同4月
3. 対象
新潟を含む東北7県に居住する満20歳以上の男女個人を対象とし、住民基本台帳から層化二段無作為抽出法により、4,900人(各県700人)を抽出しアンケート票を発送した。
4. 回収結果
発送数4,900人に対し回収率は1,863で、回収率は38.0%であった。
≪注≫「東北の豊かさ」に関する調査
この調査は、価値観の多様化の一層の進展により、従来の経済的豊かさから心の豊かさをより重視する傾向がますます顕著になってきた状況に鑑み、経済の領域だけでは測り知れない地域の特質に着目して東北が持つ豊かさ、しかも、地域の目と心でとらえた豊かさを明らかにすることを目的としている。
地域の豊かさについては、東北の人々が東北をどのようにみているかという、言わば、内からみた東北を探るための「住民アンケート調査」と、地域に存在する気候・風土的要素ならびに社会・経済・文化的要素等の特徴から東北が有する独自の価値を検証する「地域資産調査」の二つの手法により、アプローチを試みている。