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「東日本大震災からの復興に向けた第2次要望」(平成23年9月20日公表)
(財)東北活性化研究センター(会長:高橋宏明)は,(社)東北経済連合会と共同で「大震災復興対策特別委員会」を設置し、5月13日に、政府等に対し大震災からの復旧・復興に向けた第1次提言を行いました。
その後、大震災発生から半年間を経て、東北は厳しい中にも、少しづつ前に進む動きが見え始めています。そしてまた、幾つかの課題も鮮明になっています。その中の最大の課題は、福島第一原子力発電所事故からの福島の復興・再生です。さらにもう一つは、産業の復興への支援です。今回、以上の2点について、国に対する第2次要望として下記のとおり取りまとめましたので、お知らせします。
記
Ⅰ.国が前面に立った福島県の地域再生
○国主導による事故の収束
○迅速な除染計画の立案・実行
○風評被害の払拭
○迅速な賠償の実施 等
Ⅱ.震災復興特区・ファンドの創設
1.震災復興特区制度の創設
・税制/ 法人税、法人住民税、事業税、地方法人特別税等の減免により、アジア主要国に比べ
ても遜色のない、法人課税の実効税率を20%台に引き下げ 等
・優遇措置の期間/ 10年間
・対象産業分野/ 次世代自動車、水産加工、医療機器 等
2.東北産業復興に向けたファンドの創設・強化
○『(株)東北産業復興機構(仮称)』の創設
・目的/ 地域に根ざした中核企業の再生
・手法/ 優先株式等の引受等により支援するファンド会社
・出資者及び出資額/ 国による出資、規模は300億円
・本社所在地/ 仙台市
○ベンチャー企業等を支援するファンドの強化
新たなファンドを組成する際に政府系機関による出資割合(現在は上限50%)の大幅アップ
本日(9/20)政府・関係機関に対する要望活動を実施しています。
要望内容の詳細は、添付の「東日本大震災からの復興に向けた第2次要望」(平成23年9月)をご覧下さい。
以 上
【お問い合わせ先】
(財)東北活性化研究センター
調査研究部/紀(きの)
TEL:022-222-3394
「東日本大震災からの復興に向けた第2次要望」(平成23年9月)(PDF)
(参考)「大震災復興に向けた提言」(平成23年5月)(PDF)